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かつて、メルセデス・ベンツのワイパーブレードは日本車と同じトーナメント式でした。そして、今のメルセデス・ベンツのワイパーブレードはフラットワイパー。
フラットワイパーは、ワイパーのフレームとワイパーゴムが一体化しているタイプ。他の欧州車もフラットワイパーの採用が増えました。
このフラットワイパーは柔軟にガラス面に追従し、エアロ効果もあって、雨の高速走行時のワイパーの浮きを防止してくれます。
しかし、このフラットワイパーには難点があり、フロントガラスにレインエックスなどのガラス撥水剤を塗布していると、作動中のワイパーがビビリやすくなります。
では、この悩ましいビビリ音の解消対策をご紹介します。
ワイパーのビビリ音
ワイパーを動かすと、ワイパーゴムがガラスの上で微振動して「ダダダダ」「ガガガガ」という音と振動が発生することがあります。その他、ワイパーが往復する瞬間、ゴムが微振動して音が出ることもあります。
程度の差こそあれ、ワイパーのビビリ音と微振動は不快でもあります。
これには、複数の原因があるようです。
ワイパーブレードが劣化してくるとゴム質が硬化してくるため、ビビリ音が出る場合があります。また、フロントガラスに油膜などの汚れが原因でビビリ音が出る場合もあります。
特に、フラットワイパー装着車のフロントガラスにレインエックスなどのガラス撥水剤を塗布すると、ビビリ音が出やすいようです。
そこで、1stステップはフロントガラスのメンテナンスです。
[1]フロントガラスの油膜取り
まず最初に、キイロビンなどの油膜取りを使い、フロントガラスの油膜とガラス撥水剤を除去します。
DIY派
キイロビンの使い方は過去記事をご参照ください。
油膜やウロコの除去作業にダブルアクションの電動ポリッシャーを使うと、作業効率が格段にアップします。
この油膜＆ウロコ除去作業をスキップすると、ワイパーのビビリ音がなかなか治りません。
業者に依頼する派
作業が面倒な方や多忙でガラス磨きなんてできない方は、車の磨き屋さんに依頼するか、カー用品店ジェームスのピットメニューに「ガラス油膜取り」サービスを利用してもいいでしょう。
ジェームスのガラス油膜取り費用は、部品代+作業工賃=1,400円(税別)
なお、ジェームスさんのピットマンが丁寧にガラスの油膜とウロコを除去してくれるかどうかは不明です。
[2]ガラス撥水剤を塗布
フロントガラスの油膜を除去したら、フロントガラスにレインエックスやガラコなどのガラス撥水剤を塗布します。ガラス撥水剤の塗布は好みが別れるため、任意の作業です。
撥水剤の塗布についても、過去記事をご参照ください。
[3]BELLOF/ベロフ、アイ・ビューティーフラットワイパー
ワイパーブレードのビビリ音、解消対策として、BELLOF/ベロフ、アイ・ビューティーフラットワイパーが注目を集めています。
BELLOF/ベロフ、アイ・ビューティーフラットワイパーのオフィシャルサイトによりますと、耐熱性、耐寒性に優れるシリコンゴムに撥水剤を練り込んだフラットワイパー。
撥水剤が付属しているため、定期的にワイパーゴムに塗布することで撥水効果を維持できます。
メルセデス・ベンツの適合車種
BELLOF/ベロフ、アイ・ビューティーフラットワイパーはメルセデス・ベンツに幅広く対応しています。なお、現車確認が必要な場合があり、一部車種には未対応です。
Aクラス(W168, W169, W176, W177)
Bクラス(W245, W246, W247)
Cクラス(W204, W205(要現車確認))
Eクラス(W211, W212, W213)
Sクラス(W220, W221, W222)、
CLA(W117)
CLS(W219, W218, W257)
Gクラス(W463)
GL(W164, W166)
GLA(W156)
GLC(W253)
GLE(W166)
GLK(W204)
GLS(W166)
Mクラス(W163, W164, W166)
Rクラス(W251)
SL(W230)
SLK(W170, W171, W172)
Vクラス(W447)
バネオ(W414)
AMG-GT(W190)
BELLOF/ベロフ、アイ・ビューティーフラットワイパー
CクラスのW205は現車確認が必要です。製品適合表で愛車とのマッチング確認が必要です。
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