ミニクーパーMINI COOPERはBMWが演出するゴーカート/試乗レビュー

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR

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ミニ/MINIは1959年、イギリスのBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)によって世に放たれた自動車。BMCは経営危機に陥っていたこともあり、1994年、BMWの傘下となり、BMWの資本と技術によってミニ/MINIブランドは継続されてきました。

BMC時代のミニ/MINIは、コンパクトなボディに小径タイヤ、ラバーコーンサスペンションが特徴でした。

当時、荒れた路面の上でボディが跳ねるような乗り味がミニ/MINIであり、現代のミニ/MINIは洗練されたとは言え、ミニ/MINI独特のハンドリングと乗り味が残されていいます。

そんなミニクーパー/MINI COOPER 3DOORの2016年モデルに試乗することができましたので、レビューをお届けします。

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR スペック(2016 Model)

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR

(2016年モデル F56)

全長(mm)3,835
全幅(mm)1,725
全高(mm)1,430
車両重量(kg)1,200(AT)
ホイールベース(mm)2,495
最小回転半径(m)5.1
エンジンプレミアムガソリン

1,498cc

DOHC 直列3気筒

ターボチャージャー付

アイドリングストップ付

内径×行程(mm)82.0×94.6
圧縮比11.1
最高出力(PS/rpm)136/4,400
最大トルク(kg・m/rpm)22.4/1,250-4,300
変速機6速AT/6速MT
駆動方式FF
サスペンションF: マクファーソンストラット

R: マルチリンク

タイヤ(純正)Hankook

KINERGY ECO

175/65R15 84H

ブレーキF: ディスク

R: ディスク

10・15モード燃費(km/l)18.3(AT)
燃料タンク容量(L)40

MINI Japan

曲面と直線が融合したボディデザイン

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR

遠くから眺めても、ミニ/MINIと判別できる個性的なボディデザインがミニ/MINIの世界。

ボディの全幅は1,725mm。ミニクーパー/MINI COOPERは、ほぼ5ナンバーサイズということもあり、狭い道でも気を使う必要はありません。

ドライバーズシートに座ると、左右のフェンダーの盛り上がりが視界に入ってくるため、車両感覚の掴みやすさに寄与しています。

ドライバーズシートからフェンダーやエンジンフードがまったく見えない車が多い中、フェンダーが見えることは取り回しの良さに繋がります。

また、Aピラーが立ち気味で、ドライバーの眼球から離れているため、視界がいいのも長所の1つ。

ミニクーパーはコンパクトなボディで視界がいいこともあり、女性やシルバー世代にもピッタリなクルマと言っていいでしょう。

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR
MINI COOPER 3DOOR ヘッドライト

「MINI」の立体文字入りLEDヘッドライト。

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR/エンジンルーム
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR/エンジンルーム
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ボディ側面
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ボディ側面

ミニクーパー/MINI COOPERのボディ側面を眺めると、ウエストラインの上と下で、ボディのデザインテーマが明らかに違います。

ウエストライン(窓枠の下側)から下は、全て曲線と曲面でデザインされています。ボディに過剰なプレスラインが無いのもミニの伝統。

そして、ウエストラインから上は、直線的にデザインされています。このエッジの効いたキャビンのデザインが引き締め効果を生んでいるのかもしれません。

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR リヤ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR リヤ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ラゲッジルーム
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ラゲッジルーム

ミニ/MINIワールドへようこそ

かねてより、ミニ/MINIのインテリアは独特の世界観があります。現行モデルのインテリアデザインは、曲線と曲面の世界。

現行モデルから、スピードメーターがドライバーの正面にセットされ、明らかにメーターの視認性が向上しています。タコメーターがスピードメーターに隠れるように立体的にデザイン&セットされているところが心憎い演出。

つまり、ミニクーパー/MINI COOPERにとって、タコメーターは主役じゃないけど、「脇役として見てねっ♪」っていうことなのでしょう。

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ステアリング
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ステアリング
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR インパネ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR インパネ

先代のミニ/MINIまでは、巨大なスピードメーターがダッシュボードの中央に鎮座していました。センターに位置する巨大なサークルがミニのアイデンティティーなのか、デザインはそのまま残されています。

サークル内の上部にハザードスイッチ、中央にマルチファンクションモニター(カーナビ内蔵)、下部に操作スイッチが配置されています。

ちなみに、巨大なサークルの縁にはLEDが内蔵されていて、状況に応じてカラーが変化します。

どのようなロジックでカラーが変化するかは、マニュアルを読まない限り意味不明。深く考えずに、このような遊び心が各所に散りばめられているのがミニのミニらしさです。

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR エアコン操作スイッチ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR エアコン操作スイッチ

エアコンの温度設定は左右独立式で、下段中央に赤いエンジンのスタート&ストップスイッチがセットされています。

シフトレバーはマニュアル操作が可能で、手前に引くとシフトアップ、前方に押すとシフトダウン。このロジックの方が明らかに人間の感性にマッチしています。

欧州車らしい作り

エンジンフードは、油圧ダンパー付き。ドアヒンジとリヤゲートヒンジは鋼材からの削り出し製のようで、日本車では見られないゴツイ作り。ボディのリヤ溶接部はレーザー溶接。

ボディの各部は欧州車らしい作り。

ハッチバックボディでありながら、リヤゲート周辺の剛性は非常に高い印象を受けます。

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR エンジンフード・ヒンジ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR エンジンフード・ヒンジ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ドアヒンジ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ドアヒンジ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR リヤゲートヒンジ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR リヤゲートヒンジ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR リヤ溶接部
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR リヤ溶接部

純正タイヤはハンコック/Hankook

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ハンコック、Hankook KINERGY ECOタイヤ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR ハンコック、Hankook KINERGY ECOタイヤ

今回、試乗したミニクーパーの純正装着タイヤは、Hankook/ハンコックのKINERGY ECO。これは、モデルによって違いがあるかもしれません。タイヤサイズは175/65R15 84H。サイドウォールにMade in Hungaryとあります。

ハンコックは、ドイツのDTMツーリングカーレースにタイヤを独占供給しているブランドで名を馳せています。メルセデスの一部のモデルがハンコックタイヤを純正採用していることもあり、技術力と価格面を含めてグングンと頭角を現しているブランド。

このことからも、タイヤはコモディティ化しつつあることが窺い知れます。

このハンドリングがミニ/MINIのブランディング

試乗したミニクーパーのトランスミッションはアイシン製の6速AT。

シフトレバーをDレンジに入れ、ブレーキペダルから足を離してクリープスタートすると、ステアリングホイールの操舵感は低速域でもやや重め。と言っても、女性でも楽に操舵できる重さです。

ミニクーパーが動き始めた第一印象として、ステアリングからステアリングシャフト、ラック&ピニオン、ステアリングラックまでの遊びがまったくと言っていいほどありません。このあたりの作り込みが、ミニブランドのこだわりなのでしょう。

ミニクーパーは電動パワーステアリングを採用していることもあり、油圧パワーステアリングには無い操舵感が顔を覗かせる時があります。しかし、これは違和感という程ではなく、電動パワステが上手にまとめられていると思います。

特に、ステアリングを回してから戻す時に、積極的にステアリングホイールをセンターに戻そうとする制御が入るのか、セルフアライニングトルク(SAT:Self Aligning Torque、復元力)が強めです。

道路が狭い住宅地等では、このようなステアリングフィールは運転のしやすさに繋がると思います。

ミニ/MINIはBMWが演出するゴーカート

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR 純正アルミホイール
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR 純正アルミホイール

ミニクーパーのステアリングホイールを握り、路上に出た第一印象は、とても軽快に走ります。

とても1.5Lターボエンジンとは思えないほど、低速トルクが太く感じます。これは、ミニクーパーの車両重量が軽く、3気筒エンジンであることもあり、実用域の低速トルクを出しやすいからでしょう。

ミニクーパーのエンジンは1気筒あたり500ccのため、冷却損失が少なくて済みます。

3気筒エンジンはブルブルとした振動が出やすいものの、ミニクーパーの乗員にエンジン振動は伝わってきません。オイル封入タイプのエンジンマウントがエンジンの振動を上手く吸収しているのでしょう。

市街地の交通の流れに乗って走行している時、ミニクーパーの6速ATは、早め早めにシフトアップしていきます。タコメーターは常時、2,500rpm以下を指しています。しかも、シフトアップ時、タコメーターの動きがDCT的で素早いため、最初はDCT搭載車なのかと勘違いしたほどです。

ミニ/MINIクーパーらしいサスペンション&ハンドリング

ミニ/MINIクーパーのサスペンションは欧州車らしい味付けで、筋肉質な4本の脚が高剛性ボディを四隅で支えているような印象を受けます。

ミニクーパーのサスペンションはストロークが短めで、オーバーハングが短いこともあり、ピッチングを感じることはありません。

ハンドリングはミニ/MINIらしくクイックで、ボディが軽いこともあって、クルマが左右に2次元的に平行移動していくような感覚。これこそがミニ/MINI特有のハンドリングであって、アメンボのようなゴーカート的な動き。

これは、BMWがミニ/MINIの歴史とブランドを尊重し、意図的にミニ/MINIでエンターテイメントを演出していると言えます。

例えるならば、ある映画監督(BMW)がカッコいいSF映画(BMW車)を作りながら、同時進行で楽しくて痛快なSF映画(MINI)を作っているのです。何ともBMWは器用さと柔軟性がある自動車メーカーであるような気がします。

「所帯染みていて、生活臭が漂ってくるような日本車はどうも・・・」なんて思っている人には、自動車選びの選択肢にミニ/MINIを入れてみると楽しがが膨らみます。

そして、自動車にキビキビとした楽しい走りを求めるなら、ミニは筆頭格と言っていいでしょう。

ミニクーパー/MINI COOPER試乗記、最後に

ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR テールランプ
ミニクーパー/MINI COOPER 3DOOR テールランプ

MINI ONE 3DOOR、MINI COOPER 3DOOR、MINI COOPER S 3DOORのトランスミッションは、6速ATまたは6速MTの選択が可能です。

今回、試乗したミニクーパーは6速AT仕様でした。ダイレクト感を望むのであれば、6速MTを選択することで、よりミニらしくキビキビとした走りが楽しめるでしょう。

ミニ/MINIの価格帯は、次のとおり。

MINI ONE 3DOOR、¥2,300,000~

MINI COOPER 3DOOR、¥2,720,000~

MINI COOPER S 3DOOR、¥3,420,000~

メルセデスのAクラス(W176)は¥2,980,000~ですから、ミニ/MINIの価格帯と一部オーバーラップします。もちろん、ミニ/MINIとAクラスではキャラクターが違います。

なお、ミニワン 3DOORとミニクーパー 3DOOR、ミニクーパーS 3DOORの定員は4人で、後席の空間はミニマムです。ミニ/MINI 3DOORのターゲットは、子供がまだ小さい世代やリタイヤした世代なのかもしれません。

あと、余裕があるなら、セカンドカーとしても楽しめる自動車。

なお、大人4人の乗車を前提に検討するならば、5ドアのミニ/MINIが候補に挙がることでしょう。

コンパクトなボディに必要十分なパワーとトルク、そして、何と言ってもアメンボのようなアジリティを望むのであれば、クルマ選びの中でミニ/MINIクーパーは気になる存在。

ミニ/MINIの雰囲気を楽しみたいのであれば、1.2L、ターボエンジンを搭載する「MINI ONE」でも十分だと思います。

ミニ/MINIは、それほど生き生きとした楽しいクルマと言えます。

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