アルミホイールの選び方-構造,サイズ,リム,鋳造と鍛造の製法の違い

メルセデス・ベンツC63 AMG W204

ご存知、車のホイールの材質は主に鉄とアルミニウムの2種類。それぞれスチールホイール(通称:鉄チンホイール)とアルミホイール。

そして、アルミホイールは大きく分けて鋳造ホイールと鍛造ホイールの2種類。純正アルミホイール以外に社外品のアルミホイールの選択肢は膨大です。

以下、YouTube動画でアルミホイールの構造、サイズ、リム、製造方法が分かりやすく解説しています。

アルミホールの構造(1ピース、2ピース、3ピースの違い)

カーパーツの中でアルミホイールはデザイン性と機能性の両立が求めれられるパーツ。ホイールはデザインの自由度が高いパーツということもあり、お好み次第で選択肢は膨大な数にのぼります。

深リムホイールは依然として人気が高いタイプ。深リムはホイールが立体的に見える特徴があります。

なお、深リムホイールの中には、リム剛性の面で不利なモデルの存在を否定できないのも事実。

特にモータースポーツのシーンでサーキット走行中、タイヤが縁石を踏むと、瞬間的にリムに強い入力が加わります。スポーツ走行のシーンでは深リムホイールは避けた方が賢明かもしれません。

アルミホイールのサイズ(インチサイズ、リム幅、インセット)

ホイールのゼロセット(0)

ホイールのゼロセット(0)
ホイールのゼロセット(0)

(1)ホイール径

ホイールの直径を意味する。inch/インチ(25.4mm)で表示される。

(2)リム幅

リム幅によって適合するタイヤサイズがある程度決まってきます。

(3)ホール数

ホイールをハブに装着する穴の数。HはHoleの略。

(4)P.C.D.

P.C.D.(Pitch Circle Diameter)はホイールナットの中心を通る円の直径。

P.C.D. of wheel
P.C.D. of wheel

かつてオフセットという言葉が使われていたものの、2008年7月以降、インセットという国際基準に合わせた表現が使われるようになりました。

ホイールのインセット(+)

ホイールのインセット(+)
ホイールのインセット(+)

ホイールのアウトセット(-)

ホイールのアウトセット(-)
ホイールのアウトセット(-)

アルミホイールのリム(ノーマルリム、リバースリム、ステップリム)

アルミホイールの製造方法(鋳造、金型(プレス)鍛造、切削鍛造)

鋳造

ROHANA WHEEL
ROHANA WHEEL

鋳造アルミホイールの製法はアルミホイール用の金型を製作し、熱を加えて溶けたアルミニウム合金を金型に流し込んでいきます。鋳造ホイールはデザインの自由度が高く、純正アルミホイールからアフター品まで多くのアルミホイールは鋳造品。

「たいやき」をイメージすれば分かりやすく、一旦、金型を作れば大量生産が可能なため製造コストを抑えることができる特徴があります。

金型鍛造(プレス鍛造)

鍛造アルミホイールと言えば、BBSをイメージする方も多いのではないでしょうか。

アルミのビレットに450度前後の熱を加え、1万トン近い巨大なプレス機でビレットをプレスすることで鍛造ホイールが作られていきます。製造の工程数が多いことがYouTube動画から伝わってきます。

鍛造アルミホイールは軽量で高剛性なのが特徴。

鍛造ホイールは性能とデザイン性が両立し、アルミホイールの中で最高峰。軽さと高い剛性、そしてデザイン性を求めるユーザーからモータースポーツのシーンまで幅広く鍛造ホイールが使われています。

切削鍛造

切削鍛造の製法は、ホイールをデザインしてプログラミングし、鍛造ビレットを工作機械で削っていきます。

アルミの塊を機械で切削していくため製造に時間がかかるものの、鋳造ホイール製作に必要な金型や鍛造ホイール製作のための巨大設備が不要というメリットがあります。

切削鍛造ホイールは大量生産には不向きながら、独創的なデザインを与えることが可能なのが最大のメリットと言えます。

[番外編]スチールホイールの作り方

[関連記事]

メルセデス・ベンツAクラス,Cクラス,Eクラス,Sクラス等のJPG画像を登録。マイカーホイールのフィッティング&マッチング・シミュレーションができる!16インチホイールから18インチ,19インチ,20インチ,21インチ,22インチ。激安4万円台からAMGホイールまで。
不要なタイヤ&ホイールセットをお金を払って処分する前に、全国ネットのタイヤ買取業者に無料査定を依頼すべし!タイヤ&ホイールセットを送料無料で業者に送るだけ。買取が無理でも無料回収が可能の場合も有り。旬があるタイヤ&ホイールは今すぐ売却が吉!
インチアップ派には辛口ながらタイヤとホイールのインチアップはメリットよりデメリットが多いのが事実。インチアップによりタイヤのコンタクトパッチが横長になるため、ワンダリングの発生や接地面の変化により車の動きがシビアになる傾向があります。
スポンサーリンク