新車購入時、オプションでドアバイザーを装着するオーナーが多いのではないでしょうか?
管理人がスーパーマーケットやショッピングモールなどの駐車場を眺めると、ドアバイザー装着済みの車両が結構多いのです。
割合としては、全車両の70%以上にドアバイザーが装着されている印象を受けています。
中には、社外品のドアバイザーを購入し、取り付けているオーナーもいるでしょう。
ところで、このドアバイザーは自動車にとって、必要なパーツなのでしょうか?それとも、不要なパーツなのでしょうか?
ドアバイザーの必要性
今回、ドアバイザーのメリットとデメリットについて考えてみたいと思う。
ドアバイザーは結構、歴史のあるパーツだよ。
ただ、軽自動車もエアコンが標準装備だから、ドアバイザーって不思議なパーツに見えてくる。
それ以外のメリットが頭に浮かばない。
では、非喫煙者にとって、ドアバイザーを取り付けるメリットは無いのですか?
かつて、私はドアバイザー装着車に乗っていたことがある。ただ、必要と感じたことは1度も無かったね。
紫外線の影響でドアバイザーが曇ってくるし、バイザーに細かな傷が付いてくるから視界の邪魔になる。
そこで、ドアバイザーを取り外してみたところ、Bピラーのドア枠の色に違いが出ることが判明した・・・
そこで、しぶしぶ元に戻した記憶がある。
ドアバイザーのメリット、デメリット
ドアバイザーのメリット
・雨の日、喫煙者が車内でタバコを吸う時、換気ができる。
・雨の日、車内を換気しやすくなる。
・夏季の駐車時、窓を2~3cm開けておくことで、車内の温度上昇を若干、抑えることができる。
ドアバイザーのデメリット
・ドアバイザーが視界の邪魔になる。
・ドアバイザーのデザインによっては、ボディデザインが崩れる。
・ドアバイザーのデザインによっては風切り音が出る。
・空気抵抗の増加。
なんとなく、バイザーを付けているオーナーが多いのでしょうか?
ドアバイザーがボディデザインの邪魔をする
車種によっては、AピラーからCピラーまでメッキモールが装着されています。ドアバイザーを装着すると、メッキモールが隠れてしまう場合があり、デザイン性がスポイルされてしまう。
そもそも、自動車メーカーのデザイナーが空力を考えながら魂を込めてボディをデザインしたのに、ドアバイザーを付けたら台無しではないでしょうか?
視界の悪化
ドアバイザーの多くはスモークタイプで色が付いています。運転席から見ると、Aピラーの下側にスモークのドアバイザーが追加されるため、視界が悪化します。バイザーが邪魔なのです。
エアコン標準装備
今や軽自動車でも、ほぼ100%の車両はエアコンが標準装備。
日本の夏季、猛暑日が当たり前。地域によっては外気温が40度超を記録します。これほど暑い日本の夏季において、エアコン無しの自動車なんて考えられません。
天候を問わず、ACスイッチをONにして外気導入を選択すれば、換気しながら車内の室温と湿度が一定に保たれます。春と秋以外は、窓を開けて換気する必要性が少ないのです。
車内換気について
ここで追記。
カーエアコンがデフォルトの時代、窓を開けて車内を換気することが少なくなりました。窓を開けて走行すると、弊害が多いのが事実です。
・ディーゼルエンジン車が排出する黒煙や大気中の汚染物質が車内に入り、明らかに天井内張りが汚れやすい。
・花粉が車内に侵入する。(4人に1人が花粉症と言われます。)
・砂埃が車内に侵入し、シートが汚れやすい。
・車内が埃っぽくなる。
多くの自動車にはエアコンフィルターが装着されています。このフィルターが空気中の汚れ成分をキャッチしてくれるため、窓を開けて走行する意味が薄らいでいます。
管理人の過去の経験上、窓を開けて走行していた自動車(禁煙車)の天井内張りを固く絞ったタオルで拭くと、黒い汚れが付着しました。それだけ、大気は様々な物質で汚れている証拠なのです。
そして、車を買い替えた後、1年を通してほどんど窓を開けなくなりました。
【春】送風
【梅雨と夏】エアコンON
【秋】送風
【冬】ヒーターON
以上のように空調を操作することで、天井内張りに汚れがほとんど付かなくなりました。車内の埃っぽさもありません。
管理人は基本的に「外気導入」にセットして走行しています。そして、トンネル内や前方にトラックが走行している時は「内気循環」に切り替えます。
ちなみに管理人Mr.は1年を通して、窓を開けて走行することは数えるくらい。あと、駐車場で料金を払う時とドライブスルーを利用する時に窓を開けるくらい。
風切り音
各自動車メーカーはボディデザインと空気抵抗の低減を突き詰めながら、ドア周囲を設計しています。
ドア上部にドアバイザーを取り付けると、デザインによっては風切り音と空気抵抗の増大が懸念点。
むしろ、ドアバイザーはCDA値(空気抵抗係数CD値×前方投影面積A値)を悪化させるのではと思います。
まとめ
少なくとも、私たちはドアバイザーは不要ですね。
よくよく考えてみると、喫煙者を除き、ドアバイザーは微妙なパーツなのかもしれない。
それでも、ドアバイザー装着車をよく見かけますから、不思議なパーツですね。
理詰めじゃなくて、ゆる~いカーパーツがあっても、それはそれでニーズがあればOK。
ドアバイザーは嗜好品に近いのかな。
人それぞれ好みが分かれるのがドアバイザーではないでしょうか?
ドアバイザーはお好み次第でどうぞ!のパーツではないでしょうか。