メルセデス・ベンツのオートマオイル交換,ATF交換の必要性&交換時期

メルセデス・ベンツCクラスC200-W204-5AT

ドイツ本国で販売されているメルセデス・ベンツは車種によってMTも選べるようです。他方、日本に正規輸入されているメルセデス・ベンツのトランスミッションはATとDCT。

伝統的にメルセデス・ベンツのATはタイトでシフトアップとダウンのタイミングが絶妙です。また、ATの伝達効率がいいこともあり、エンジンパワーを効率良く路面に伝える完成度の高さが評価されています。

かねてより、メルセデスを含むAT車両のATF/オートマチックフルードは定期的に交換すべきなのか、それとも交換不要なのか意見が分かれます。これは、一概には言えないと思います。

メルセデス・ベンツのトランスミッション

かつて、2代目Aクラスと初代BクラスのトランスミッションはCVTが採用されていました。しかし、3代目のAクラス、そして2代目のBクラスはDCTに変更されています。

今後、CセグメントのAとBクラス、そしてGLAは7速DCTを採用し、Dセグメント以上は多段式ATを採用。おそらくメルセデスはCVTが抱えている諸問題に見切りをつけて、Cセグメントに7速DCTの採用を決めたのでしょう。

このように、メルセデス・ベンツでさえトランスミッションの選択に迷いがあったことが伺えます。

そして、21世紀の今日においても各自動車メーカーはATの多段化を進め、同時進行でDCTの熟成を進めています。このことからも、自動車用トランスミッションは未だ進化の途上にあると言えます。

メルセデス・ベンツ 7G-TRONIC/7速AT

メルセデス・ベンツ 7G-DCT/7速DCT

多段式ATと7速DCTの二大潮流

純粋にトランスミッションの伝達効率や信頼性、耐久性、重量、燃費から考えると、MT(マニュアル・トランスミッション)に勝るトランスミッションは存在しません。

MTの伝達効率は95%以上と言われ、クラッチペダルを踏んでギヤを入れ、クラッチペダルから足を離せば、クランクシャフトからドライブシャフトまでが直結状態です。

当ブログの管理人ことMr.はスポーツカーやスポーティーな車にはMTを残してほしいと思いますけど、時代のトレンドはMT以外のトランスミッションです。

欧州車やアメ車のみならず、トラックもダウンサイジング・エンジン + ターボ付きが主流です。

このトレンドの中で、ゼロ発進時のトルク確保と燃費向上の目的から、AT/オートマチック・トランスミッションの多段化が進行中です。

MTの多段化には限度があることもあり、BMWや7MTを採用するポルシェを除いて、高級車や高級スポーツカーからMTが消えつつあります。

メルセデスが採用しているATと7速DCTは熟成が進み、特に近年、DCTの完成度が高まりつつあります。

2017年現在、メルセデスのAクラスをドライブすると、7速DCTはATと比べて遜色無いレベルまでブラッシュアップされています。DCTの変速は一瞬で完了するため、非常にスポーティーな印象を受けます。

今後、欧州車のトランスミッションは多段式ATとDCTが二大潮流のような印象を受けます。

なお、CVTは日本専用のドメスティックなトランスミッションとして、今後もトヨタのハイブリットカーを含む日本車に採用されていくと思われます。

ATのメンテナンス、ATF交換

日本車の場合、ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)、通称オートマオイルの交換時期はメーカーによって違いがあります。

あるトヨタ車の取扱説明書では、100,000km~毎のATF交換が推奨されています。要は、車の買い替えまでATFは無交換でOKとも読み取れます。

一方、メルセデスのATF交換はディーラーや専門の整備工場で要相談といったところでしょう。

メルセデス・ベンツATのATF交換は不要?それとも必要?

では、メルセデス・ベンツのATFは定期交換が必要なのでしょうか?

これは、オーナーのメルセデスに対する考え方次第だと思います。数年で自動車を乗り換えていくのであれば、ATF交換は不要かもしれません。また、ATF交換は不要と考えるオーナーもいることでしょう。

なお、Mr.的には、メルセデスに長く乗る予定であれば、ATFの定期交換は必要だと考えます。

頻繁な発進と停止の繰り返し

メルセデスのATは発進と停止を頻繁に繰り返す日本の道路事情が得意ではないと言われます。そもそも、欧州車はアウトバーンに代表される高速巡行を前提に作られています。

ATは車速が上昇するにつれてシフトアップしていきます。

そして、赤信号や一時停止の度に減速しながらATは1段ずつシフトダウンしていきます。市街地走行では、多段式の「7速AT」や「9速AT」ほど忙しくシフトアップとダウンを繰り返しています。

日本は欧州やアメリカとは道路交通環境が異なることもあり、とかく信号機だらけです。発進と停止を繰り返す日本で、欧州車のトランスミッションは相応のストレスを受けていると考えて間違いありません。

それだけ、欧州車のATFの負担は大きいのです。

もし、メルセデスのATに不具合が発生したら・・・考えたくありませんが、高額な出費が待ち構えています。(・・);;

この世に劣化しない油脂は存在しません。

特に、ATFの交換時期に決まりは無いようです。Mr.は今まで予防整備の意味もあって、ヤナセで約40,000km毎にATF交換を実施してきました。

それが功を奏したのか、W202 Cクラスの「5速AT」に機械的なトラブルは一切発生しませんでした。(しかし、ATをコントロールする電子基板は故障しました。^^;)

メルセデス・ベンツのATFが無交換の場合

ATF交換を実施する前に注意点があります。

・新車から約60,000km以上、ATFが無交換の場合

・走行距離が伸びている中古車でATF交換の履歴が不明な場合

この「約60,000km」という距離は厳密なものではありません。要は、走行距離が伸びているという意味です。

上記の場合、ディーラーや専門の整備工場で要相談です。

今まで、ATFが無交換のまま走行距離が伸びている車両の場合、ATF交換が引き金になってミッショントラブルを引き起こす可能性がゼロではありません。これは「寝た子を起こす」とも言われます。

ATFの交換時、AT内部の「アリの巣」のようなバルブボディに付着しているスラッジ等の汚れが剥離してAT内部に回り、ミッショントラブルを引き起こす可能性がゼロではありません。

何とも、ATは繊細なトランスミッションと言えます。

長い間、ATFが交換されていない車両の場合、ATF交換の実施は慎重さが必要だと思います。奥歯に物が挟まったような管理人の呟きながら、ATF交換は今までのATF交換履歴や走行距離によってはリスクがあります。

今まで60,000km以上、70,000km、80,000kmとATF無交換の車両であれば、ATF交換はリスクがある前提でオーナーの自己責任で判断すればいいと思います。

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