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せっかく憧れていた自動車を購入したならば、手洗い洗車する際、気を付けたいポイントがいくつかあります。
これは、軽自動車からコンパクトカー、ハイブリッドカー、ミニバン、SUV、ワゴン、欧州車のメルセデス・ベンツやBMW、アウディ、ボルボ、フォルクスワーゲン、フランス車、イタリア車、アメ車まで全て同じ。
もちろん、バイクも同様。
人は、それぞれ常識を持っています。しかし、間違った常識を持っている場合もあります。
何が正しくて、何が間違っているのか?
もしかして、あなたが持っている洗車の常識が間違っているかもしれません。
では、管理人が「洗車」というテーマに絞って呟いていきます。
洗車の掟
1.真夏の炎天下での洗車を避ける
真夏の炎天下でシャンプー洗車すると、水分がどんどん蒸発していきます。水道水が蒸発して残った成分が塗装面に固着すると、除去が大変。
夏場は、ボディが冷えている早朝、または、夕方の洗車をお勧めします。
2.風が強い日に洗車しない
特に、冬場は風が強く、砂埃(すなぼこり)が大気中に舞い上がっています。風が強い日に洗車すると、舞ってきた砂埃がボディを傷つける原因になります。
事情があって、どうしても洗車しなければならない場合を除き、風が強い日に洗車しないのが鉄則。
3.ボディに水道水をかけたまま放置しない
水道ホースの散水ノズルを強水流にしてボディの汚れを落とし、そのまま放置すると、塗装の表面に白っぽい水垢が残りやすくなります。
これを繰り返していると、ボディの表面が無残な状態と化していきます。
水道水はカルシウムを含むミネラル成分を含んでいるため、洗車したら、速やかに専用のクロスで拭き取る必要があります。
4.タオル類でボディを拭かない
車のボディ表面に砂埃が付着しています。
洗車しても、翌日には細かな砂埃がボディに付着しています。タオル類でボディを拭くと、砂埃が研磨剤と化し、ボディ塗装に傷を付けてしまうのです。
以下はセルフのガソリンスタンドのワンシーン。
お客さんが給油のついでに、備え付けの濡れたタオルでボディを拭いている光景を目にする時があります。
その時、管理人は「あ゛ー・・・あなたも?」と思ってしまうのです。
未だに、間違った手入れ方法に疑問を持たないカーオーナーがいるのです。
手洗い洗車の手順
【1】ホイールハウス、タイヤとホイールを洗う
【必要な洗車道具】
- 亀の子たわし
- スポンジ
- マイクロファイバーモップ
- 拭き上げクロス
- 筆
ホイールハウス
自動車の足回りが一番汚れています。
そこで、水道ホースの散水ノズルを強水流にセットして、ホイールハウス内の汚れを落としていきます。泥汚れが付着している場合、洗車ブラシを使用します。
ブレーキローター
次に、強水流でブレーキローターの汚れを落とします。(Caution!:ブレーキローターが冷えていることを確認)欧州車はブレーキダストが大量に出るため、この時、黒い水が出ます。
タイヤ
タイヤの汚れ落としは「亀の子たわし」が使いやすくて便利。亀の子たわしならば、薄い偏平タイヤでも洗いやすい。
今や、Cセグメント以上のタイヤサイズは16インチ以上、17や18インチのため、従来のタイヤブラシは全く使えません。
なお、タイヤを洗う時は水洗いが基本。シャンプーで洗う理由もメリットもありません。
タイヤワックス
管理人はタイヤワックスを使わない派ながら、タイヤワックスは油性と水性の2種類。
油性タイヤワックスは長持ちするメリットがあるものの、タイヤを攻撃する可能性があります。その点、水性タイヤワックスは耐久性や艶の面では油性に劣るものの、よりタイヤに優しい成分と言えます。
水性タイヤワックスの中で、成分が中性でカルナバロウタイプがあります。
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ホイール
ホイールの汚れ落としは「スポンジ」、あるいは、書道で使う柔らかい「筆」もおすすめ。
アルミホイールのスポーク形状によっては、作業に時間を要するものの、気長にスポンジや筆でブレーキダストを丁寧に洗い落としていきます。
ブレーキダストが取れない場合はケミカルを使用します。汚れが取れたら、強水流でケミカル成分をこれでもか!というくらい徹底的に洗い流します。
(※)室内のフロアマットを手入れする場合、最初に洗って乾燥させます。
【2】強水流でボディ表面の汚れを落とす
水道ホースの散水ノズルを強水流にセットして、屋根からエンジンフード、トランク、ドア、車体側面の砂埃を落としていきます。
【重要】散水ノズル選び
ホームセンターにおいて、多種多様な散水ノズルが販売されています。
それらの中で、洗車に適した散水ノズルは意外と少ないのです。散水ノズルを「シャワー」モードにセットしても、ボディ表面の砂埃はほとんど落ちません。
シャワーのチョロチョロ水流では、洗車にとって水流不足。
そこで、管理人が愛用している散水ノズルのお勧めはホームセンターCAINZの製品。
CAINZ散水ノズルの水形パターンを「横拡散」にセットすると、水流が扇状に広がります。この横拡散モードにセットすると、足回りの汚れからボディ表面の汚れを一気に飛ばすことができます。足回りの泥汚れも簡単に落とすことができます。
その他、家の周囲のコンクリートの黒い汚れは「横拡散」モードにセットすると、そこそこ落とすことができます。
【3】マイクロファイバーモップで洗車
水道ホースの散水ノズルをシャワーにセットして、ルーフに水を掛けながらマイクロファイバーモップで汚れを落としていきます。
洗車の基本は、高い場所から低い場所へ。
外気温が高いと、ボディ表面の水分がどんどん蒸発していきます。このような日は屋根、エンジンフード、トランク、ドアという具合にセクション毎に洗車して、順次、拭き上げていきます。
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【4】専用クロスで水分の拭き取り
洗車後、当然ボディには水滴が残ります。水滴が少ないほど、拭き取り作業がラクになります。
ボディに水滴が残りにくい洗車方法がYouTubeにアップされています。ボディ表面のコンディションが良ければ、これは使える方法かもしれません。
各メーカーから様々な洗車クロスが販売されています。
拭き取りのコツとして、洗車クロスをボディに当てて水分を吸わせるように使うと、傷防止になります。
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洗車の奥義
メルセデス・ベンツを含む、自動車のボディ塗装のためには、なるべく洗車やシャンプー洗車、ワックスがけの頻度、回数を減らしたいもの。
ここで、恐らく几帳面なカーオーナーから突っ込みが入るかもしれません。
「はっ?DEU-Car.comって、何言ってるの?」って?
もちろん、乗客を乗せる営業車両や公用車は、こまめな洗車が必要とされます。しかし、それ以外の一般車両をこまめに洗車する必要性について呟いていこう。
手洗い洗車やシャンプー洗車のリスク
手洗い洗車という作業は、下手をするとリスクがあります。
例えば、まだ登録から年数が経過していない新しい車両なのに、妙にボディにヘアスクラッチ(※)が目立つ濃色車を見かけることがあります。
スーパーマーケットやショッピングモールなどの駐車場で、そのような自動車を見かけることがありませんか?
(※)ヘアスクラッチ
ボディ塗装の表面に見える、曲線状の髪の毛のような細い傷。間違った洗車やワックスがけが原因となり、塗装面に細かなキズが付きやすくなります。
新車の塗装面にヘアスクラッチは確認できません。ところが、新車から2~3年経過して、ボディのヘアスクラッチが目立つようになった場合、その原因は何だと思いますか?
太陽光の紫外線?
大気中の砂埃や風?
雨?
いやいや。
ヘアスクラッチの原因は、間違った洗車と手入れ、ワックスがけなのです。
Carオーナーが手間と時間をかけて愛車を手入れしたのに、ボディがヘアスクラッチだらけになってしまったら、せっかくの愛車が台無しで意味不明なのです。
1.シャンプー洗車の回数を減らす
カー用品店では、ホワイトや濃色車用のカーシャンプーが数多く陳列されています。
そもそも、カーシャンプーの成分は界面活性剤。ホワイト車用のシャンプーには研磨剤が入っているものもあります。
カーシャンプーの使用時、ボトルのラベルには水の希釈倍率が書かれているため、そのとおりに原液を薄めます。
界面活性剤は簡単には落ちない
カーシャンプーで洗車後、いくら散水ノズルの「シャワーモード」でチョロチョロとシャンプー成分を洗い流しても、各部に界面活性剤の成分が残っています。
試しに、拭き上げ作業に入ろうとする時、今一度、窓枠周囲に強水流を当てると泡が立ちます。
シャンプー洗車後、これでもか・・・というくらいに、しつこく強水流で流さないと、シャンプー成分はなかなか取れないのです。
泡切れが良くないシャンプーで洗車後、塗装表面に残った界面活性剤は後々、ボディ塗装に悪さをすることがあります。なるべくシャンプー洗車の頻度、回数を減らしたいもの。
2.ワックスがけの回数を減らす
管理人はワックスや撥水コーティング等のケミカル類を一切、使わない派。
ワックスがけは簡単なようで、実はそうではないボディ・メンテナンスに入ります。その道のプロを除き、多くのカーオーナーはワックスがけの素人。
ワックス作業で使用する「拭き上げクロスの選択」や「拭き上げ方法」に問題があると、かえってボディ塗装にヘアスクラッチを付けてしまいます。
もし、愛車にワックスをかけるならば、時間の余裕がある時に丁寧に作業したいもの。また、ボディ全体にワックスがけをすると時間がかかります。
洗車毎に、ルーフ → エンジンフード → トランクという具合に、セクション毎に順番でワックスがけをしてもいいと思います。
カーワックスは大きく、カルナバロウ系とコーティング系に分かれます。
【カルナバロウ系】
カー用品店でカルナバロウ系のカーワックスが数多く陳列されています。
カルナバロウ系ワックスの特徴は圧倒的なボディの輝き。ボディの表面が濡れたような艶やかな輝きは、カルナバロウ独特のもの。
カルナバロウ系ワックスは数千円以内のものから、1万円を超えるものまで様々。多くの、いや、ほとんどのカルナバロウ系ワックスは有機溶剤を含んでいます。
何故なら、カルナバロウは非常に高価な素材のため。
それらの中で、石油系溶剤を含まない本物のカルナバロウ・ワックスは「ザイモール/Zymol」。
手のひらでザイモールのワックスを溶かしながらボディに塗布していきます。ザイモールは作業性に難があるものの、おそらく世界一のカーワックスでしょう。
大人の事情もあり、詳細は割愛させていただきますが、大切な愛車を手入れするのであれば、有機溶剤を一切含まないカーワックスが理想的。
【コーティング系】
コーティング系ワックスには、親水性、撥水性、ガラスコーティング等、数多くあります。また、専門業者が施工するガラスコーティングがあります。
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