タイヤの適正空気圧のチェックと頻度,入れ方,ステア特性の調整方法

エアゲージ

タイヤの適正な空気圧

多くの日本車の場合、タイヤの指定空気圧はドア周りに貼られているステッカーで確認できます。

30系プリウス、タイヤ空気圧ステッカー

メルセデス・ベンツの場合、給油蓋の裏側に貼られているタイヤ空気圧ステッカーで確認できます。

ハイオクガソリン、給油ノズル

乗車人数が多い場合、タイヤの指定空気圧が高く表示されています。

タイヤの空気圧の単位

エアゲージ

かつて、タイヤの空気圧の単位はキロ(kgf/cm2)が使われていました。今となっては、キロパスカル(kPa)が主流です。

なお、混乱を避けるためか、タイヤ空気圧ステッカーには

「キロパスカル/kPa」と

「キロ/kgf/cm2」の

両方が表示されていることが多いようです。

(一例)

2.3キロ(kgf/cm2)は、約230キロパスカル(kPa)。

空気圧チェックの頻度

昔から、タイヤの空気圧チェックは月に1回は必要と言われます。これは、今も変わりありません。

タイヤの空気圧は「走行の前後」と「外気温」によって変化します。

・走行後 ⇒ タイヤの空気圧が上昇

・外気温の上昇 ⇒ タイヤの空気圧が上昇

空気の入れ方

タイヤが冷えている冷間時に空気圧をチェックし、不足しているならば空気を入れます。

特に、夏場は1時間も走れば、タイヤが外気と路面の熱の影響を受けて空気圧が上昇します。この時点でタイヤの空気圧をチェックしても正確な測定はできません。

燃費対策

エコカーブーム以降、タイヤの指定空気圧が高めに設定されるようになりました。

確かに、低転がりタイヤと高い空気圧設定で、燃費が若干良くなります。反面、乗り心地とタイヤのグリップ力とのトレードオフの関係にあります。

・燃費を取るならば、指定空気圧プラス「20~30キロパスカル」UP。

・タイヤのグリップ力と安全性を取るならば、指定空気圧が基準。

スタック時の空気圧調整

雪深い道、スタック

雪道やオフロードで自動車がスタックして動けなくなってしまった場合、タイヤの空気を抜いて空気圧を下げることで脱出できることがあります。

この場合、ホイールから頭を出しているエアバルブにエアゲージ/空気圧計をセットし、エアー調整(減圧)機構のリリースボタンを押しながら空気を抜いていきます。

なお、タイヤの空気圧が低い状態での連続走行は危険ですから、早めに最寄りのガソリンスタンドで空気を補充する必要があります。

タイヤの偏摩耗対策

車高が高いミニバンのタイヤは偏摩耗しやすい傾向があります。特にフロントタイヤのアウターショルダー(タイヤの外側)が早期摩耗することがあります。

このような場合、フロントタイヤの空気圧を指定空気圧より20~30キロパスカル高めに設定することで多少改善されることがあります。

あと、こまめにタイヤのローテーションを実施することで、4本のタイヤをバランス良く使うことができます。

ステア特性の調整方法

タイヤのグリップ力が低い雪道でアンダーステア(曲がりにくい)傾向の場合、フロントタイヤの空気圧を10~20キロパスカル下げることで、回頭性が良くなることがあります。

ドライ路面でも同様です。

これは、スプリングレートとショックアブソーバーの減衰力を疑似的に下げるような効果があります。

車種毎のタイヤ指定空気圧を基準に、前後タイヤの空気圧を調整することで、簡単にステア特性を微調整できます。

スプリングとショックアブソーバーの交換は簡単ではありませんから、タイヤのエア調整は手軽で費用がかからない方法です。

車種によっては、指定空気圧が280キロパスカル前後に設定されているモデルもあります。これは、「燃費命」対策でやりすぎの感がありますけど、20~30パスカル空気を抜くことでステア特性を変えることができます。

ステア特性を自分の好みに調整したいならば、雪道等でトライしてみてもいいでしょう。あと、頻繁にワインディングロードを走行する場合も、前後タイヤの空気圧を変えてみることで車が興味深い動きをしてくれます。

エアゲージ/空気圧計

エアゲージ

デジタルタイプを含めて、エアゲージ/空気圧計は手頃な価格で入手できますから、ラゲッジルームに忍ばせておけば便利です。

※ホース付きのエアゲージが断然使いやすくおすすめです。(上の写真のタイプ)

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