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北海道と九州では、スタッドレスタイヤへの交換時期、装着時期が異なります。
北海道の場合、地域によっては10月から翌年5月のGWあたりまではスタッドレスタイヤのシーズン。1年を通して、スタッドレスタイヤを履いている期間の方が長い地域もあります。
温暖な九州でも、山間部や場所によっては積雪の影響を受けます。地域によっては、11月から翌年3月あたりまではスタッドレスタイヤが必要になります。
スタッドレスタイヤとサマータイヤは共にオフシーズンの保管方法でコンディションと寿命に差が出てきます。
安全に長くタイヤを使う上で、気を付けたいポイントをご紹介します。
保管前のタイヤの手入れ
(1)自動車から外したタイヤとホイールを水洗いします。
この時、できればブレーキダストの除去が難しいホイール裏側をケミカルで洗浄しておきたいもの。
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(2)乾燥させます。
(3)トレッド面をチェックし、小石が挟まっていたらマイナスドライバー等で取り除きます。
タイヤワックスは必要?
タイヤワックスを使用するならば、水性タイプが無難かと思います。水性タイヤワックスの中には、成分が中性のカルナバロウタイプがあります。
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タイヤの保管方法
タイヤの保管時、縦置き?横置き?
タイヤの保管方法は「縦置き」と「横置き」のどちらが適切なのでしょうか?これは、保管場所の都合にもよります。
そこで、タイヤの保管方法について、各タイヤメーカーのオフィシャルサイトをリサーチしました。
タイヤの保管方法に指定無しのタイヤメーカー
以下のタイヤメーカーのオフィシャルサイトによると、タイヤ保管時の置き方について特に指定はありません。
・ブリヂストン/BRIDGESTONE
・ヨコハマ/YOKOHAMA
・ダンロップ/DUNLOP
・ミシュラン/MICHELIN
・ピレリ/PIRELLI
横置き保管を推奨のタイヤメーカー
以下のタイヤメーカーのオフィシャルサイトはタイヤの横置き保管を推奨しています。
・グッドイヤー/GOODYEAR
・ファルケン/FALKEN
・トーヨータイヤ/TOYO TIRES
(ホイール付きの場合)
※タイヤ単体で保管する場合、縦置きが推奨されています。
タイヤを横置き保管する場合の注意点
【1】板の設置
コンクリートにタイヤを横置きで保管する際、タイヤのゴム成分がコンクリートに色移りしてしまうことがあります。また、地面が土の場合、タイヤが湿気の影響を受けます。
これは、地面に板やシートを敷くことで対策できます。
【2】転写防止
ホイール付きタイヤ4本を横置きすると、下段のタイヤに相応の重量が加わります。
例えば、17インチアルミホイール + タイヤの合計重量は大雑把に20kg超。この場合、最下段のタイヤに対して「20kg×3セット=60kg」の重量が加わり続けます。
18や19インチタイヤやSUV用のタイヤともなると、更に重量が増します。
ホイール付きタイヤ4本を横置きで長期間保管すると、タイヤのサイドウォールの刻印が上下のタイヤに転写されて、鏡文字の跡が付いてしまうことがあります。
(一例)
MICHELIN
▼
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サイドウォールに刻印されている文字がタイヤの重量により、上下のタイヤに鏡文字で転写されてしまうのです。
サイドウォールに鏡文字が転写されてしまうと、タイヤに対して何らかの影響が懸念されます。
これを避けるためには、タイヤとタイヤの間にダンボール等を挟むことで転写を防止できます。
タイヤラック使用時の注意点
パイプを組み立てる構造のタイヤラックにホイール付きタイヤを収納すると、タイヤとパイプが線接触します。タイヤのトレッドに対して局所的に圧力が加わり、中長期的には悪影響が懸念されます。
特に、スタッドレスタイヤのゴム質は柔らかく、タイヤラックにホイール付きタイヤを収納すると、長期的にはトレッドブロックが変形してしまう恐れがあります。
タイヤラックにタイヤを長期保管する場合、できれば、定期的にタイヤの位置を変えたいもの。
しかし、これはなかなか面倒で忘れてしまうこともあり、現実的ではありません。
保管期間によっては、タイヤラックの使用には注意が必要かもしれません。変形対策として、タイヤとパイプが線接触しないように、間に板状の物を入れると安心です。
ちなみに、タイヤに負担を与えない構造のタイヤラックなら安心です。
タイヤラック
ホイールを串刺しするタイプのタイヤラックでしたら、横置き保管でも各タイヤに負担がかかりません。キャスター付きで移動もカンタン。キャスターにはロック機構付きです。
※アルミホイールのセンターキャップを外す必要があります。
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タイヤカバー
タイヤとホイールを紫外線や雨水から保護するタイヤカバーを使いたいものです。タイヤを劣化させる原因の1つが紫外線だからです。
Sサイズ(軽自動車)、Mサイズ(普通車)、Lサイズ(ミニバン)、LLサイズ(RV車)の4種類をラインアップ。
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保管中のタイヤの空気圧
タイヤを長期保管する場合、タイヤメーカーは空気圧を100kPa/キロパスカル(1.0kgf/cm2)または、使用時の1/2程度に減圧してからの保管が推奨されています。
「じゃ、次回のタイヤ交換の際、どうする?」
と、疑問を持たれることでしょう。
次回のタイヤ交換時、車にタイヤを積んでガソリンスタンドで空気を補充すればいいのです。
保管時の注意点
タイヤの保管時、以下に注意が必要です。
・水分
・油脂
・直射日光
・高温
・オゾン(エアコン室外機、バッテリー付近にタイヤを保管しない。)
タイヤにタイヤカバーを被せることで直射日光による劣化を予防できます。
タイヤの保管場所
直射日光が当たらない、風通しがいい日陰にタイヤを保管するのが理想的。
建物の南側や屋外のベランダにタイヤを保管する場合、タイヤカバー等でタイヤを保護することで紫外線による劣化を予防できます。
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