エンジンオイル添加剤は必要?不要?ターボ車とオイル添加剤の関係とは?

メルセデス・ベンツCクラスC200(W204)CGIエンジンルーム

昔から、カー用品店やホームセンターのエンジンオイル売り場の一角にエンジンオイル添加剤が陳列されています。検索すれば、店舗以上のエンジンオイル添加剤が出てきます。

豪華なパッケージの裏側を見ると、エンジン保護、エンジン復活、燃費悪化&パワーダウン対策、振動音低減、有機モリブデン配合といった説明文が読み取れます。

この手の製品の効果は、使ってみなければ分からない世界。

という事で、管理人Mr.としては好奇心も手伝って、今まで乗り継いできた車のNAエンジンにエンジンオイル添加剤を試したことがあります。回数として、2桁には及ばない程度。

このエンジンオイル添加剤はエンジンにとって必要な製品なのでしょうか?

それとも?

エンジンオイル添加剤でエンジンフィールが変わる事はある

ここで具体的なエンジンオイル添加剤の商品名を挙げてしまうのは憚れるため、割愛します。

エンジンオイル添加剤はボトル1本1,000円前後の物から10,000円近い物まで様々。

エンジンオイルにエンジンオイル添加剤を加える事で、エンジンフィールがわずかに変化する事はありました。人間の感覚というものは曖昧と言われながらも、変化に対して敏感に反応する時もあります。

そもそも、エンジンオイルは鉱物油、部分化学合成油、化学合成油の違いはあれど、ベースオイルに様々な添加剤が配合されています。エンジンオイルそのものがエンジンオイル添加剤を加えたブレンド品とも言えます。

エンジンオイルは、各オイルメーカーのエンジニアさん達が各添加剤をブレンドした完成品。それらが一般に流通しているエンジンオイル。しかも、エンジンオイルは確実に進化してきていると言われます。

市販されているエンジンオイルに問題があるとは思えません。

エンジンオイルの世界を突き詰めていくと、その道のエンジニアしか理解できない世界。

そんな背景もあって、詳細は「みんカラ™」あたりで検索すると、エンジンオイルエンジニアの呟きブログがヒットします。ご興味のある方は、検索してみてください。

エンジンは金属パーツの集合体。サーキットで過酷なスポーツ走行や何らかの原因でシリンダー内壁とピストン外壁にキズが入ってしまう事があります。

しかし、だからと言って、エンジンに高級エンジンオイルを入れようが高価なエンジンオイル添加剤を入れようが、エンジンは生体ではない以上、元の新車状態に復活することは100%有り得ません。

エンジンオイル添加剤のメーカーは

エンジンオイル + 独自成分を配合したオイル添加剤

を加えることで、よりスムースなエンジンの回転、エンジン内部の潤滑と保護を目的としているようです。

それが理由なのか、管理人が今まで試してみたエンジンオイル添加剤の中で、エンジン音が微妙に変化したり、エンジンの吹け上がりが滑らかになった印象を抱いた経験は何回もあります。

しかし、添加剤を注入後の燃費に関しては、変化した記憶がありません。燃費は走行条件のバラツキや満タン法であっても諸々の誤差があります。燃費が若干、変化しても誤差の範囲内でしょう。

ちなみに、管理人が20代の頃、日産のSRエンジン(NA)に○○○○○が配合されているエンジンオイル添加剤を使用したところ、エンジンから異音が発生するようになりました。

その後、オイル交換したら異音が消えたため、原因はエンジンオイル添加剤だったようです。

エンジンオイルの粘度を下げるエンジンオイル添加剤

エンジンオイル添加剤の中には、エンジンオイルの粘度を下げる事でエンジンフィールの向上を狙った製品もある or あったようです。

それはそれで当然の事ながら、エンジンオイルの粘度をメーカー指定の粘度以下に下げてしまうのはリスクを伴います。

体感的にエンジンの吹け上がりが良くなったように感じても、それはエンジンオイルの粘度低下によるものであれば、エンジンにとってマイナス要因はあっても、プラスは無いと思うのです。

ターボ車にエンジンオイル添加剤は?

ターボチャージャー

今となっては、欧州車の多くは直噴ダウンサイジング・ターボエンジンを搭載しているため、NAエンジン以上の適切なエンジンオイル管理が必要とされます。

ターボ周りのオイルラインは想像以上に細く、極端に言えば、人間の毛細血管のようにも感じます。そして、ターボのタービンブレードは最大で200,000rpm/minute 以上の回転数に達し、ターボ車の排気温度はMaxで1,000度に達します。

そのような極限状態とも言える状況下で、エンジンオイルは凄まじいストレスを受けていることは想像に難くありません。

とすると、エンジンオイルメーカーのエンジニアさん達が化学の知識と経験を集約して化学合成オイルを設計し、製造しているのに、それプラスαの添加剤は、どう考えてもオイル性能の低下や粘度変化等のリスクが懸念されます。

決して、エンジンオイル添加剤をDisっている訳ではありませんけど、純正エンジンオイルにエンジンオイル添加剤の追加は自己責任の世界。

ここで、エンジンオイル添加剤のエンジニアさん達から異論もあろうかと思います。彼らから難しい専門用語でまくし立てたれたら、管理人は「そうなんですか?」程度の反応しかできませんし、化学の世界は素人なので。

いずれにしても、今となってはエンジンオイル(化学合成エンジンオイル)は粘性を持つ高性能な自動車部品レベルまで進化していることもあり、個人的にターボ車にエンジンオイル添加剤の使用はやめた方がいいと考えています。

そんな理由もあって、管理人は今までターボエンジンにエンジンオイル添加剤を使用したことは1度もありません。

適切なオイル管理が優先する

メルセデス・ベンツCクラスC200-W204オイルフィラーキャップ

エンジンオイル添加剤を例えるならば、食品に加えるスパイスのように捉えてみましょう。

食品にタバスコや生姜、コショウ、ニンニク、ワサビ、唐辛子、ハーブ、各種薬味を加える事で食べ物の味が豊かになり、また味変を楽しむ事ができます。

中華料理にニンニクは不可欠で、熱を入れたニンニクからは食欲をそそる香りが漂います。

そして、パスタやピザにタバスコは付きもの。

しかし、パスタやピザにタバスコを過剰に振りかけると、翌日の生理現象に支障が出る可能性があります。自分の嗜好を満たすための過剰なアディティブは副作用が伴います。

生体は常にホメオスタシスが機能しているため、自動的に体調を元の状態に戻してくれますけど。

他方、金属部品の集合体である冷たい機械物はキズや摩耗、変形が発生すると、自己回復は不可能。エンジンオイルにオイル添加剤を加えても、根本的な対策とは言えません。そして、指定されている油脂類にプラスαの添加剤は自己責任の世界。

ずいぶん昔の事ながら、管理人はエンジンオイルの管理が適切であれば、それにプラスαのエンジンオイル添加剤は不要だと考えるようになりました。これは、過去の経験から導かれた自分だけの回答。

もし、この世に究極のエンジンオイル添加剤が存在するのであれば、添加剤屋さんのご意見があるかもしれません。

しかし、確実に言える事として、純正指定のエンジンオイルを定期的に交換し、オイル量が適切であれば、まずエンジントラブルは発生しないのです。

サーキットの極限走行で油温と水温が上昇を続けるようなシーンを除いて、純正指定のエンジンオイルを定期的に交換すればOK。

他のオイルブランドを使用する場合は自己責任ながら、オイル粘度はメーカー指定に合わせます。若干、オイル粘度を上げることは可能。

事実、管理人は20代の頃のバイクを含めて、エンジンからの異音発生やオイル下がり、オイル上がりによる白煙発生の経験が1度もありません。

もし、購入した中古車のオイル管理があまり良くなかった場合、エンジンオイルの洗浄性能を利用して、2,000km前後で何回かオイル交換を繰り返す事で、エンジン内部の洗浄が期待できます。

あるいは、遅効性のフラッシング剤を試してみるのも方法の1つ。

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